2021年01月12日
HE12 ノートeーpowerフロント ハブベアリング 考察
サタデーレーサーMDiエンドウです!
サタデーレーサーの詳細をおさらい。
プロレーサー=平日もガンガン走る、日曜日はイベントでの走行。
サンデーレーサー=趣味で全てを整えて、プロの走行イベント前座レースなど、本格的にプロではないがプロ並みの走行をする人。
サタデーレーサー=お金なくて、日曜のレースイベントや走行会などに参加できず、日曜に比べれば走行料の安い「土曜日」や「祝日」などの日を選んで走行に参加する貧乏人。
いつかサンデーレーサーになることを夢見る底辺だが変に頑張ってるw
こんなつもりですw
さて、映像の通り、ベアリングのボールを位置決めするインナーがそれごと上下に動く。
ボールも回る方向へは軽く動き、普通回らない方向へは本来のボールベアリングのように硬く動く。
本当の意味での壊れ、つまり欠損やヒビは見あたらないけど、摩耗で壊れている状態(限界突破)と思います。
摩耗だと、走行距離や走行状態などでの損耗になるので
「ドライバー側の問題」
というのが大前提です。
が!!
交換時の総走行距離は54000キロ。
ノートの前の代の三菱グランディスが13年乗って9万キロほど乗ってました。
その前のデリカスペースギアも9年で9万キロくらい。
更にその前の日産のサニーカリフォルニアは7万キロくらい。
以前あったホンダビート、妻のは16万キロくらい。
結局手元を離れるまで無交換でした。
私のジムカーナ>サーキットで使うビート、8万キロで初めてハブベア交換。
交換後に6万キロ、それまで以上に激しく使ってますが無交換。
何が言いたいか?って言うと今回のハブベアリング、他と比べて
「寿命短い」
と言う印象が強い。
これはHE12の旧型ノートeーPowerは、元々ガソリンエンジンモデルしか無かった所に、モーターとキャパシターという2大重量物が搭載されたにもかかわらず、フロントハブベアリングの耐久荷重の見直しがされていなかったのかな?
エンジンだけの軽いモデルのベアリングだったために摩耗が早まったと推測しています。
このまま放置すれば、ハブベアリングの摩耗が進んでドライブシャフトとベアリングの効果部分に差違が出来て発熱を呼び、
「走行中にドライブシャフト破断欠損>大惨事」
「走行中にハブベアリング分解>大惨事」
「普段でも不快な振動と異音>大迷惑」
という事が想定される。
結局決め手は、私がドライブシャフトユニバーサルかハブベアリングかで異音と振動の原因を突き止めるためにやった実験で確定するのに時間が掛かったゆえに発覚から交換まで時間が掛かりました。
第一容疑者はやはり犯人だった訳ですが。
他にもレンタカーに回ったノートeーPowerは3年持たない、初回車検前にハブベアリングから異音出ていた車両もあったので、走行距離より
「0速度のすえ切り」
(車を全く動かさずにパワステだけでハンドル動かす下手操作)
をどれくらい多くやったか。
そりゃね、狭い駐車場など「やらざるを得ない」状況は必ずあり得ますが、パワーステアリングが無かった時代から運転する人間は、自然と回避する運転が身に付いてます。
パワステがあっても、すえ切りすると負担が大きくなる・・・・のを本能で嫌がるので余りやらない。
それでも5万キロで損耗する訳で。
レンタカーなどを借りる人は「お構いなし」。
自分の車ではないですから、そりゃあ何でもやりますよねw
そもそもすえ切りが「下手クソ操作」って知り得ない。
昔から「馬を持っていない奴に馬を貸すな」って格言が有りますが、結局持っていない人間だと扱い方を知らないために「雑に扱われるから貸すとロクな事にならない」という。
だからレンタカーは摩耗が早かったのかなと思ってます。
借り手が少ない個体は逆に問題無いと思います。
あとは走行距離や振動の多い道をどの位走ったかなどなどの使用条件。
ノートeーPowerのタクシーを最近見かけなくなりましたが・・・・・・ww
私の推論としての結論ですが。
ドライバーの使用環境による要因が多く8割の責任は有ると思われるが、重量が200キロ近く増えたベアリングの強度見直しをしていないであろうメーカー側にも2割以上の落ち度があったと思う。
交換工賃は兎も角、旧型とは言え対策ベアリングの用意と、交換時に部品の無償供給(工賃はお客さん持ち)くらいは有っても良いかなと思える感じでした。
何せ他のメーカーの車両は古い車でも
「納車から廃車まで無交換が普通」
ですから、私の思うハブベアリングなんて。
私のジムカーナやサーキットで使う車両だって交換歴はありますが、そんなに頻繁でもありません。
ましてや普通に使う車両で、この交換頻度になってしまう摩耗限界って疑問に思う一件でした。
ボールベアリングの摩耗と受け軸のインナーが上下に動くとか・・・・普通は動かないですからね。
とまあ、車自体はベアリング交換後に「すこぶる快調!」で嫌な感触も音も消えて快適な状態に。
交差点曲がるたびに「超快適!交換して良かった!」と実感するほど。
また数年で交換かと思うと、逆に思いっきり運転しずらいですけど、ノートeーPower特有の問題とも思えるので「仕方がない」のかなと線引きしました。
保証期間に症状出たり、保証期間後もごねて直して貰った人も居るようですが、そもそも増えた荷重に対しての対策がされていない部分を知ってか知らずか放置している。
ディーラーですら「ハブベアリングか・・・」と顔をゆがめる感じだったので、相当量の不具合が出ているモノと思います。
実際に事故が起これば、「リコール」まで行くと思いますが、それには貴い犠牲が伴うので、そうなる前に何らかの対策が必要かと老婆心ながら思う次第。
さて、ここからはまだ音や異音が出ていない人への対策アドバイス。
同じHE12ノートeーPower(旧型)に乗る人へ。
まだ音が出ていない場合は、ベアリングに向けてドラシャ側からブレーキローターに注意しつつスプレー式グリスの注入をすると、幾分持ちが良くなります。
もうすでに低速でハンドルを切った時に出る異音と微震動が出てしまっている場合は交換がお薦めですが、その前ならここへの注油は幾分対策になります。
残念ながら発症してしまうとステアリングインフォメーションで致命的な感触が消えないので、スプレーした所で異音しか消せません。
逆に異音消した車両でも私が運転すればベアリング生きているかどうかは交差点曲がれば即バレします。
それくらい判りやすくダメ感触がでます。
他に坂道での感触とかでもダメがわかりやすく出るので、金属部品ですからスプレーグリスしても「治ることはありません」。
しかし注油で少しでも長く良い状態でいられるようには出来そうなので、もし今の車両を大切に乗りたいなら、注油してみて下さい。
くれぐれもブレーキローターにスプレー掛けないように慎重に。
他の有名ボールベアリングメーカーのベアリングを流用して、もっと静的耐荷重数値の高いのをとも思いましたが、特殊形状なので無理っぽい。
日産さんには「対策ベアリング」を供給して貰えたらなと思います。
3年越えるとハブベアリング破損の恐怖と戦いながら運転したく無いですから。
新型ノートは eーpower前提なので、しかもモーターもキャパシタも軽量化されているので問題でないと思います。
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Posted at
2021/01/12 10:40:11
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