サタデーレーサーMDiエンドウです!
HE12ノートのフロントハブベアリングを交換しました。
その手前、修理するくらいなら他のへたりも考慮して箱換えもありか?と可能性を探るため試乗しました。
結果から言うと、旧型の下取り値段が非常に低くお流れです。
不人気色の下取り減衰の恐ろしさを目の当たりにしました。
この下取り値段なら最後まで乗り潰す、そのためのハブベアリング交換でした。
ハブベアの方は特化記事を近日中にブログあげます。
さて、旧型ノートeーPowerと新型ノートの直接比較です。
そして我が家のノートeーPowerとの比較。
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何で分けるの?って思うかも知れませんが、我が家のノートeーPowerはVCMが標準ではありません。
さんざん標準型に乗った上で交換してますので、旧型のノートeーPowerと新型の比較から。
まず今回の新型ノート、旧型乗りとしてはベースパッケージに
「Xグレード一推し」(<一番良い値段)
です。
理由は
「後部座席リクライニングが付いているから」
ここは凄く進化しました!!
後部座製のリクライニング起こした状態だと、直角シートに近い感じの旧型と同じ角度。
チョイ乗りで不具合は出ませんが、3時間超える移動距離だと休憩含めてもキツイです。
それがたった1段、10度未満の角度変更で楽に腰掛けた状態をベースに寝られるようになる。
家族で移動があるなら、これは絶対条件かも。
SやFグレードにはこの後部座席リクライニングが搭載されない(オプションでも不可な)ので、10万円前後の差があるけど、LEDヘッドランプ削ってもXグレードを推します。
次に走り。
旧型標準の走りだしのような急なトルク掛かりではなく、新型はマイルドな走り出しで、トルクを無駄なく伝えている感じ。
剛性アップが旧型のニスモeーPower並。
ダンパーの動きは旧型の標準と似たような動き。
リアのロールの動きが感覚的にダンパー車高が旧型標準より重心が高くなった感じでリアの旋回時に腰高感が強い。
ただ、逆バンクでの接地性は問題無かった、そもそも全体車高が15ミリ低くなっているので運動性も向上していると思われる。
これらのことが有ります。
もしかしたら新型ノートは旧型ノートeーPowerニスモが形を変えて出てきている・・・そんな印象でした。
確か旧型のノートeーPowerニスモのリアスプリングはレートが高かったと思うので、そのまま持ってきたような・・・・けど、今回はフロントが旧型より軽くなり、燃料タンクが小さくなって満タンで35リッターくらいにスケールダウン(旧型は41リッター)。
それでも最終的な1回の給油での走行距離は旧型を超えてきているので、軽量化と剛性アップとを両立しつつ低燃費化、全体的な効率を上げているように思いました。
それらが集まったゆえ結果的に運転時のリアの腰高感に繋がっているのかなと推測してます。
2021年1月に試乗した限り、リアのダンパーで車高を10ミリ程度下げて、前輪後輪の接地面圧感触を是正し、車体の動きに安定感を出したい感じでした。
私の運転だと速度が上がってくるとリアがナーバス風な印象。
乗車定員や積載も考慮してかと思うと納得ですが、空荷で一人運転だと少し怖いかも。(コントロールできる範囲ですが、意識は割く必要がある)
サーキットは無いなと。
ただ、格段に良くなったのは車両の剛性感。
これは旧型乗りとしては羨ましい限り。
室内。
高級とか大人の仕様とか大井さんがYouTubeで言ってましたので、そちらを参照で。
っていうか、そう言うの気にしないので、古くさくても良いモノは良い。
新しくてもダメはダメと思いつつ、何でも受け入れてしまうので、
「新型の内装はこんな感じなんだ~」
「おしまい!」
デザイナーが頑張っているので、普通に問題無く使えました!
カッコイイのと新しさは旧型に比べれば格段に「新しい」です。
けど、300万円の車両に500万円超の車両の内装を求めるとかいうアホでは無いと思う私なので、価格成りで、不便無く、新しさを感じる内装だったので良いと思いました。
あ、VSCのカットが本体設定から切るようになったので、対して旧型はスイッチポンでした、そこはめんどくさくなったかな。。
私の親父の感想ですが、狭い駐車スペースで乗降出来ない状態から、助手席から運転席に車内で移動することは不可能と言ってました。
センターコンソールがやや高いと。
まあ比較ですし、止める前に対策すればいいのですけどね。
感想としては。
旧型の標準車からの比較だと、格段に良くなりました!
出力向上、軽量化、豪華装備、本体が5cm短くなった、見た目の新しさ、洗練されたVCMの走行コントロール、後部座席リクライニング。
旧型の不満点を真摯に受け止め、改善したのが良く現れてました!
Nissan グッジョブ!!
さて、ではマイカーの旧型ノートeーPowerとの比較。
新型に格段に負けているのは
後部座席リクライニング。
車両剛性
車体全長
シートのホールド性
バックモニターの解像度
フロントの軽さ、特にエンジンの頭でっかち感がない。
サイドブレーキが電動
標準が15インチと16インチ
アクセル踏んでいても減速Gで点灯するブレーキランプ
新型と同じくらいなのが
出力
全体的な運転の動き
足回りの接地性
旧型が新型に勝っている部分は
最初の前後の車体バランス
サイドブレーキが手動
繰り返しですが、これは我が家の旧型ノートeーPowerでVCMを交換しているからです。
もうね、なんのVCMが載っているか判ると思いますが、旧型でも出力特性が変わっていると
「ウチの車だと新型運転しても出力に違和感無い」
というのが正直な所。
それでも旧型で寄せられた不満点の意見を真摯に改善した日産の努力、これから初めてノート買うには新型で決まりと思います!
まあそんな感じで上記でも書きましたが、新型は旧型のノートeーPowerニスモを転生させた感じでした。
今からお金出して買うなら新型のXグレードベースが良いと思います。
およそフルパックで320万円コミコミくらい。
旧型を狙うなら、ノートeーPowerニスモの中古なら新型よりやや重い感じで同じくらいの走行性能が得られると思います。
バッテリーの新品交換が30万円弱。
ハブベアリングは前後交換で工賃込み11万円弱。
こんな感じですかね。
後は下取り条件とか値引きとかあれば、旧型からの入れ替えも十分考え得る感じと思いました。
私の思う交換分岐点は、おそらくバッテリーのセグ欠けが起こった時にどうするか?という辺りかなと。
とりあえず、走行中にハブベアリング破損してドラシャとハブにタイヤが「さようなら」される大惨事を回避するために交換しました。
特にレンタカーでの破損が酷いらしいので、その辺りの考察は今後のブログにて。
新型の親和性は98点。
ポンと乗って違和感ないと思います。
ただ、空荷だとすこしリアの腰高感が強いので、そこだけ減点します。
後は良い仕上がりでした!
購入されても、たぶん後悔はしないと思います。
320万円の車両に370万円の車両を求めるとかしなければ、ですけどね。