無頓着な空気圧

タイヤの空気圧って、
意外に無頓着だったりします。

タイヤの空気圧はクルマによってメーカー指定であって、
このタイヤ（銘柄）の空気圧というわけではない。

運転席側のドアにタイヤ空気圧の表示がよくありますが、
注目すべきは、指定空気圧とロードインデックス。

EK9の場合、前輪2.4キロ、後輪2.3キロと表示されていますが、
この表記のまま空気を入れればよいというわけではありません。
問題はタイヤサイズの195/55R15 84Vの部分。
84がロードインデックスで、
あくまで、ロードインデックスが84の場合は、
空気圧を前輪2.4キロ、後輪2.3キロにするという意味。

タイヤカタログでロードインデックスをみると、
195/55R15 85Vとなっている(例えば、NEOVA)

概ね目安ですが、ロードインデックスが1上がると、
空気圧は0.1キロ下げます。
ですから、195/55R15 85Vを使用する場合は、
前輪2.3キロ、後輪2.2キロがメーカー指定の空気圧となります。
特にインチアップなどでタイヤサイズを変更している場合は、要注意です。
ロードインデックスが変わるということは、タイヤの耐荷重が変化することを意味しています。

BMWなんかの欧州車では、定員や荷物の有無で細かく空気圧を指定しているようです。

荷物や人を多く乗せて走るクルマ(1BOXなど)は、
特に空気圧管理はシビアに考えないと、走行中にバーストなんてことが起こる可能性が高いということですね。

補足
JATMA規格とETRTO規格があって、
タイヤカタログでXL表記されている場合は、適正空気圧表が違う場合があります。
あと、JATMA規格ではロードインデックスが2以上下回るタイヤは使用しないほうがいいとのことです。