とりあえず現実逃避でLSDの新旧比較をしてました。
まず取説を見ると、フリクションプレート、フリクションディスク、スペーサ以外は全て型番が変わっていました。
外観比較、パッと見そんなに違いは分からない。
外から中身比較、全然違いますね。
後述しますが、クリアランスは新の方が狭いです。
これのパーツだけが新旧とも同じ部品(枚数と一部フリクションディスクの厚みは違う)
新を開いてみたら35°で組んでありました。
プレッシャーリングは全然違いました。
スプリング径が細くなったのは、プレッシャーリングの厚みのせいなんでしょうね。
リングの外周ギリギリでかなり攻めています。対して旧は余裕があります。
私は旧の方がいいなぁ(笑)
逆にピニオンやサイドギアは強度が増している感じがします。
まぁ旧ピニオンは全滅したんで形状不明ですけど…
サイドギアの長さも左右変わっています。
まぁ、枚数が違うので当然か…それにしても全然互換性が無い(;´Д`)
ケース内側比較、外ヅメの外側の厚みが違います。
もしかしてフタとのはめ合い部の径が若干違うのかも(測り忘れた)
フタ内側比較、あまり変化無し。
パーツ全景
で、スペーサ、フリクションディスク、フリクションプレート、プレッシャーリング、ケース深さをノギスで測ってみました。
フリクションディスク、フリクションプレートは同一なのですが、新品も中古も厚みもほぼ同じでした。カタログ値より0.03mm薄いです(ノギス誤差かも)
逆にスペーサはカタログ値より0.05mm以上厚いです(もっと厚いかも)
プレッシャーリングは新の方がだいぶ厚み(高さ)があります。そのせいで(か?)ディスク&プレートが12→8枚に減っています。
ケースの深さは新の方が1mmほど深い気がするけど、測りづらいのでちょっと精度的に自信なし。
と言う事で、トータルの厚さとケースの深さを差し引きしたところ、前述のとおり新型の方が1mmほどクリアランスが狭くなっていました。
あとスプリングが4→12本に増えて、明らかにケースの皿ネジを締める際の反発が違い、かなり圧力は上がっています。
ただカタログ値ではイニシャル3-4kと、旧の3-5kより下がっています。
つまり枚数が減って摺動面積が減った分をスプリングの反発でカバーしている気がします。
あとそれぞれのバネが伸びた状態でのプレッシャーリング間は測りませんでしたが、新のクリアランスが狭い時点でこれから詰める余裕もあまり無い感じです。
と言う事で、クリアランスはとりあえずこのままで、面圧を得るためにもカム角を45°の設定で一旦組んでみようと思います。
そして実際に走ってみて、ロック感が足りないと思ったらクリアランスを詰める方向で(しかできないですが)イニシャルを上げてみようと思います。
しかしどっちにしても旧型と特性は大きく変わっていそうです。
<おまけ>
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Posted at
2020/12/13 20:50:58